「Git」を使い始めたのは良いのですがコマンドを忘れそうなので一旦まとめ

こんにちは! あますた(@amaguristar)です。
先日「Git」を使い始めた自分。今のところ問題なくターミナルでカタカタ使用しております。とはいえ、ちょっと使わないとコマンドを直ぐに忘れそう。「これは一応メモっておくか?」って感じの今回です。
「Git」を初めて使用するとき
「Git」を初めて使用するときは下記情報の登録が必須[1]。
- 誰が変更を加えたか
- 変更者の連絡先
設定の仕方は簡単。
$ git config ––global user.name “ユーザー名”
$ git config ––global user.email “メルアド”
黄色い下線部を任意の文字に変更してください。登録した情報を確認するときのコードは
$ git config –l ––global
「Git」で管理するローカルリポジトリ作成・・・登録?
次は実際に「ファイル管理をする場所の登録」。単純に「このフォルダ内のファイルを管理しますよー」って宣言。
$ git init
コマンドを打ち込むとフォルダ内に「.git」という隠しフォルダ(※1)が作成されます。このフォルダ内に変更情報等が蓄積されていきます。
- (※1)隠しフォルダとは
- 隠しフォルダ(隠しファイル)とは、システムにかかわる重要なファイルなどに適用されているファイルのこと。 通常はユーザーが誤って削除や変更などしないよう非表示になっています。
- 表示するには?
- Finderで「Shift+Command+.(ピリオド)」を押すと表示されます。詳細は下記リンクにて。
ファイルをステージングエリアに登録
管理するフォルダの登録が完了したら、次はファイルの登録。ファイルは一旦「ステージングエリア(※2)」と呼ばれる場所に保存します。
- (※2)ステージングエリアとは?
- gitリポジトリにコミットするファイルを置いておくためのエリア
- ステージングエリアの役割って?
- ステージングエリアがあることによって、パスワードが書いてあるファイルや、環境変数が書いてあるファイルなど、gitにコミットしたくないファイルを分けることができます。つまり、ステージングエリアがある事によりコミットするファイルの選別が可能。
git addコマンド
実際にステージングエリアに登録するには「git add」と入力。やり方は色々。
$ git add “ファイル名“ // <– 入力したファイルを追加
$ git add . // <– フォルダ内のファイルをまとめて追加
$ git add *.txt // <– 拡張子が「txt」のファイルのみ追加
$ git add ??.txt // <– 拡張子が「txt」でファイル名が2文字のファイルを追加
最初にファイルを登録するときは基本的に「.(ピリオド)」を使用しておけば問題無いかと。その他の登録は編集内容によって使い分ける感じになると思います。
現在の状態を知るには?
色々とカタカタやっていると「あれ?今どんな状態??」ってなる時がありますよね? そんなときは次のコマンド。
$ git status
だいたい出てくるメッセージを列挙すると。
- 最新の状態なら
- nothing to commit, working tree clean
- ファイルに変更があるときは
- Changes not staged for commit:
(use "git add…" to update what will be committed)
(use "git checkout ––…" to discard changes in working directory)
modified: test.css // <– 変更されたファイルを表示 - ファイルを追加したときは
- Untracked files:
(use "git add…" to include in what will be committed)
sample.txt // <– 増えたファイル名 - ファイルを削除したら
- Changes not staged for commit:
(use “git add/rm…” to update what will be committed)
(use “git checkout —…” to discard changes in working directory)
deleted: string.txt // <– 削除されたファイル名
こんな感じ。「modified:」はファイルの中身が変更されてます。「deleted:」はファイルが削除されましたって事。ちなみに管理しているファイルの名前を変えると一旦削除扱いで、変更後のファイルが出現します。
- 「string.txt」を「change.txt」とファイル名を変えると
- Changes not staged for commit:
(use “git add/rm…” to update what will be committed)
(use “git checkout —…” to discard changes in working directory)
deleted: string.txt // <– 名前を変更する前のファイル名
Untracked files:
(use “git add…” to include in what will be committed)
change.txt // <– 変更後のファイル名 - ↑の状態でgit addコマンドを実行すると
- Changes to be committed:
(use “git reset HEAD…” to unstage)
renamed: string.txt -> change.txt // <– ファイル名変更と表示
変更を記録するには?
ファイルの変更を記録するには「コミット」を使用します。コマンドはそのまま。
$ git commit -m “メッセージ” // <– 変更する為のメッセージを入力
「git」ではコミットする際の変更は1つが望ましいとされています。理由は、後から履歴を見て特定の変更内容を見つけやすくする為。コメントも変更内容が分かりやすいように工夫するのが良いです。
まとめ
長くなったので、一旦まとめると。
- 初めてしようするとき
- $ git config ––global user.name “ユーザー名”
$ git config ––global user.email “メルアド“ - 設定の確認
- $ git config –l ––global
- ローカルリポジトリ登録
- $ git init
- ステージングエリア登録
- $ git add "ファイル名" // <– 入力したファイルを追加
$ git add . // <– フォルダ内のファイルをまとめて追加
$ git add *.txt // <– 拡張子が「txt」のファイルのみ追加
$ git add ??.txt // <– 拡張子が「txt」でファイル名が2文字のファイルを追加 - 現在の状態の確認
- $ git status
- 変更登録
- $ git commit –m "メッセージ" // <– 変更する為のメッセージを入力
変更の取り消しや、ブランチは別でメモする予定です。
[1]登録しなくても自分の環境では動きましたが、「Git」の使い方からすると登録するべきです。