「Git」を使ってみてコマンドを忘れるのでメモ2
こんにちは! あますた(@amaguristar)です。
「Git」を使い始めて日々恩恵をひしひしと感じる今日この頃。色々と変更を加えたファイルもどれが最新かが直ぐに分かるし、「前の状態の方が良かった」と思う時も一発で元に戻せるので、非常に重宝しています。とはいえ、現在勉強の為にCUIで使用。コマンドを忘れるとどうしようもないので久々にメモです。
ログを確認する
「git」を使用してると気になるのが「今どんな状態?」って事。「久しぶりにこのファイル変更するけど、これまでどんな変更加えてたっけ?」って事ありませんか? 自分はよくあります。そんな時に便利なのが「log」を見る事。これでファイルに加えた変更が直ぐに分かります。使い方は簡単。
$git log
そうすると、今までにコミットした情報がずら〜っと表示されます。
commit 3546c254953a369c67c5e4daddea7d3d7f71fdca
Author: あますた <amaguristar@**************>
Date: Tue Apr 2 23:01:45 2019 +0900
test-data追加
commit be6acd3dc175750667b13351602ac7ae8991c859
Author: あますた <amaguristar@**************>
Date: Tue Apr 2 22:56:52 2019 +0900
時間追加
commit e698bd2104ba846fdb84f9b270a61337ca962f34
Author: あますた <amaguristar@**************>
Date: Fri Mar 29 14:46:25 2019 +0900
.DS_Store削除
commit 784c16b0a1a8ab08d23bc8cfddaa89b30f2e4399
Author: あますた <amaguristar@**************>
Date: Fri Mar 29 14:31:56 2019 +0900
string.txt 中身変更
ここで表示される「Author」が前回説明した「git config」で設定した「ユーザー」と「メルアド」。詳細は下記リンクを参照して下さい。複数人で同じファイルを編集するとここで誰が編集を加えたかが直ぐに分かります。
そのほかにもいろんな表示の仕方があります。
- 1行で見やすく表示
- $git log ––oneline
- 結果
- 05eb41c (HEAD -> master, origin/master, origin/HEAD) marge-a
cc6dfd6 日付追加
3546c25 test-data追加
be6acd3 時間追加
e698bd2 .DS_Store削除
784c16b string.txt 中身変更
c3447e3 string.txt変更
b85d3be add-data.txt
e274103 add-string.txt
5f18a0a origin - グラフを1行で表示
- $git log ––oneline ––graph
- 結果
- * 05eb41c (HEAD, origin/master, origin/HEAD, master) marge-a
|\
| * cc6dfd6 日付追加
* | 3546c25 test-data追加
|/
* be6acd3 時間追加
* e698bd2 .DS_Store削除
* 784c16b string.txt 中身変更
* c3447e3 string.txt変更
* b85d3be add-data.txt
* e274103 add-string.txt
* 5f18a0a origin
グラフ表示は後ほど説明する「ブランチ」を使用すると、どこで枝分かれして、どこで統合されたのかが分かりやすいので重宝します。
ブランチを使用する
ブランチの機能を一言で表すと「現在のプロジェクトに影響を与えないで開発を進めることのできる機能」。・・・分かりづらいですね。詳しい説明は下記サイトを参照して頂くとして割愛しますが、便利な機能があるんだなと思って頂ければ。
早速使い方
- ブランチの確認
- $git branch
- 結果
- *master
通常まだ作成していないときは「master」ブランチのみです。仮に複数のブランチを作成した場合は表示形式が
master
test1
test2
:
*test5
と表示され、「*」が表示されたものが現在使用しているブランチです。
- ブランチの作成
- $git branch "ブランチ名" // <– 作成するブランチ名を入力
実際に「git branch」で確認して表示されれば問題なく作成されてます。
- ブランチの移動
- $git checkout “ブランチ名” // <– 移動するブランチ名
実際に「git branch」で確認した際、指定したブランチ名に「*」が表示されていれば問題なく移動できてます。
最後はブランチの作成と同時に移動したい場合は、
- ブランチを作成と同時に移動
- $git checkout -b "ブランチ名" // <– 作成するブランチ名
ブランチの統合
開発が進み統合したいとなった場合は、
- ブランチの統合
- $git merge "ブランチ名" // <– 統合するブランチ名
です。この時に注意しないといけないのは「統合するメインブランチに移動してからマージする事」です。仮に「master」ブランチに「test」ブランチを統合したい場合は、
$git branch
* master
test
と「master」ブランチを選択した状態(「*」がある状態)で、
$ git merge test
を実行すると「test」ブランチで変更したデータが反映されます。
ブランチの削除
統合したブランチは必要がなければ削除。
$git branch –d “ブランチ名” // <– 指定したブランチを削除
上記コマンドでブランチを削除できます。
まとめ
- ログの確認
- $ git log // <– 通常
$ git log ––oneline // <– 1行で見やすく表示
$ git log ––oneline ––graph // <– 1行で見やすくグラフ表示 - ブランチ
- $ git branch // <– ブランチ確認
$ git branch "ブランチ名" // <– ブランチ作成
$ git checkout "ブランチ名" // <– ブランチ移動
$ git checkout -b "ブランチ名" // <– ブランチを作成して移動
$ git merge "ブランチ名" // <– ブランチの統合
$ git branch -d "ブランチ名" // <– ブランチの削除